『プロゲーマー』という言葉は日本ではあまり聞くことはなく、どちらかと言えば海外でよく使われている言葉です。
『プロゲーマー』とは、そのゲームのプロプレイヤーであり、大会などの賞金で生活をしているゲームプレイヤーのコトです。
日本では賞金額がスゴく低いのですが、海外では賞金額が優勝プレイヤーに数千万円や億に近い金額が出ます。
スポーツで言えば、ゴルフを想像したら分かりやすいのではないでしょうか。
ゴルフの世界にもプロとアマチュアがあります。
プロはプロとしてきちんと認められているゴルフプレイヤーで、アマチュアはプロではない一般のゴルフプレイヤーです。
ゴルフの大会では、プロだけのもありますが、多くはプロとアマチュアが混在しているものが多いです。
しかし、プロがいる大会でアマチュアのゴルフプレイヤーが優勝してもその賞金はもらうことができません。
『プロゲーマー』と呼ばれるヒトたちは、世界で見ると数千人規模で存在しています。
しかし、日本では『プロゲーマー』と言ってもよっぽどゲームが好きか、そういうものを目指している人しか知らないものです。
そのため日本の『プロゲーマー』と呼ばれているヒトたちは数十人いれば良いとされています。
そのため、日本は海外よりも『プロゲーマー』の育成に遅れている国として海外から見られています。
そんな中、ついに日本でも『プロゲーマー』を育成するために、『プロゲーマー』のライセンス発行をすることになりました。
日本で初めてのプロゲーマーライセンスの発行が行われたのは、2018年2月に開催された闘会議2018です。
闘会議2018プロゲーマーライセンスが発行されたゲームは、『ストリートファイター5』や『鉄拳7』『ディシディアファイナルファンタジー』『ウィニングイレブン』スマートフォンゲームから『パズル&ドラゴン』『モンスターストライク』です。
この『プロゲーマー』ライセンスが発行されたのには大きな理由があります。
日本には景品法と呼ばれる法律が存在しているので、日本で開催したゲーム大会の賞金は最高額でも10万円までとされています。
しかし、この『プロゲーマー』ライセンスを持っている『プロゲーマー』は賞金を目当てとしてゲームを買っているのではなく、仕事として『プロゲーマー』をしているのだから日本国内で開催された大会でも賞金が100万円受け取っても問題ありませんよ、というためのライセンスなのです。
簡単に説明すると、景品法では『お金』や『優勝商品』と言ったモノを得るために商品を購入する、というのはその商品に対して平等性がないとされてしまうので上限が設けられているのです。
でも『プロゲーマー』たちは、それを目的とせずに優勝賞金は必要経費の一環という感じになっています。