日本で家庭用の据置型ゲーム機『ファミコン』と呼ばれている『ファミリーコンピュータ』が発売されたのが1983年7月15日です。
それから時代が進むにつれて据置型ゲーム機も進歩してきました。
2019年現在では、ゲーム画面は映画並みのクオリティがあり、ゲームをしているというよりも映画を観ている、映画の中でキャラクターを動かしている様な感じがするほど映像がキレイです。
ファミコンが発売された1983年は、ゲームのキャラクターや背景はドットで表示され、カクカクしており8bitでした。
画面も荒く、文字が読みにくかったり字が潰れているのが当たり前でした。
操作もとても簡単でシンプルにも関わらず、ゲームの難易度が非常に高くてクリアすることができないゲームソフトも少なくありませんでした。
それでも任天堂から発売されたファミリーコンピュータは、日本だけでなく世界中にも大ヒットしました。
ファミコンと一緒に発売されたカセット(ソフト)『スーパーマリオ』は、任天堂を代表するキャラクターとなり世界中の人々から愛され、2019年までにマリオを主人公とするゲームソフトは数多くあります。
任天堂から新しいゲーム機が発売される時には、必ずと言っていいほど新作の『スーパーマリオ』シリーズが一緒でした。
ファミリーコンピュータの登場により、家庭にゲーム機があるのが普通と言う時代へと突入することになり、SONYやSEGAなどから次々とシェア争いになる据置型ゲーム機が発売されました。
ゲーム品質の向上に伴い、ライバルのゲーム機の性能に追いつき追い越されという時代です。
2019年には、据置型ゲーム機を発売している日本企業は任天堂とSONYだけになります。
ゲーム市場は急成長で大きく伸びましたが、PCのオンラインゲームやスマートフォンのアプリゲームの登場によって市場は急激に小さくなりました。
そして据置型のゲーム機で遊ぶ人口が急激に減りました。
その理由として大きいのが、スマートフォンゲームが基本無料で遊ぶことができるからです。
ゲーム機もゲームソフトも必要がなく、スマートフォンがあれば気軽かつ手軽にどこでも遊ぶことができるのです。
遊んでみて面白くない、自分が思っていたのと違えばまた違うゲームを探すことができます。
なのでゲームにお金をかける必要がないのです。
中には課金をして特別なアイテムをゲットするヒトもいますが、課金は必ずしもしなくてはいけないことではありません。
そんな中、SONYが新しい据置型ゲーム機『PlayStation5』のスペックや発売日などを発表しました。
『PlayStation5』は、SONYから発売されている据置型ゲーム機『PlayStation』のいちばん新しいモノとなります。
そのため『PlayStation4』よりも機能も画質も向上していますが、気になるのが価格です。
『PlayStation5』はPCゲーム並みの処理速度、画質、ネットワークに力を入れているので、予想では5万円~6万円くらいでは?と言われています。
しかし、最近のPCは5万円~6万円を出すのであれば、もうちょっと価格をプラスすれば良いPCが購入できるので、『PlayStation5』を購入するくらいならPCを購入した方が良い、という考えを持っているヒトも少なくありません。
最近はゲームソフトも昔の様に独占的に1つの据置型ゲーム機で販売するのではなく、どのゲーム機でも遊べる様になっているものが多いです。
独占的に販売されるゲームソフトは、ほんの一握りでしかないのです。
そのため、そのソフトがプレイしたいのなら『PlayStation5』を購入する価値はありますが、そうでないのなら『PlayStation5』を購入するのは多少の損があるかもしれません。
ゲーミングPCの上位クラスを購入しようと思うと金額は高いですが、ここ数年でゲーミングPCも価格が下がって来て、初めてゲーミングPCを購入するヒトに対しても購入しやすい価格になってきています。
ゲーミングPCを買うべきか、『PlayStation5』にするべきか悩む部分はたくさんあります。