6月と言えば、E3があります。
E3とは、アメリカロサンゼルスで開催されるコンピューターゲームの見本市(Electronic Entertainment Expo)のコトです。
海外では大きなイベントのひとつですが、最近ではパソコンゲームだけでなくPlayStation(SONY)やXbox(マイクロソフト)、NintendoSwitch(任天堂)などが参加していることもあり、日本でも人気が高いイベントです。
東京ゲームショーと同じ様に感じるヒトもいますが、東京ゲームショーは日本市場をターゲットにしたイベントに対し、E3は海外をターゲットにしたイベントになります。
海外をターゲットにしていることもあり、新しいゲーム機の発表などもE3で近年は行なわれるコトが多いです。
2019年はGoogleがゲーム事業への参入Stadiaを発表していることもあって大きな注目が集まっていました。
Googleがゲーム事業に参入したことは、携帯ゲーム機を開発しているSONYや任天堂にとっては今後スマートフォン以上の強面のライバルになる可能性があります。
現に据置き型のゲーム機は、スマートフォンが普及したことで市場が小さくなってしまいました。
スマートフォンのゲームは無料で遊ぶことができ、インターネットが繋がれば世界中のプレイヤーと勝負することができます。
ゲームをするのにお金がいらない時代と言っても過言ではないのです。
そのため据置き型のゲーム機は全盛期と比較すると市場がとても小さくなっているため、生き残りをかけるのにも必死です。
しかしゲーム機全盛の頃とは異なり、パイの取り合いが起きていないのです。
ゲーム全盛期の頃となれば、SONYのPlayStationで遊ぶか任天堂のゲームキューブで遊ぶか、SEGAのセガサターンで遊ぶかといった様にどこのハードを購入するかが子供にとっては重大な問題でした。
1つの家庭に全てのゲーム機が揃っている家庭もありましたが、大半の家庭がゲーム機は1台でした。
またゲームソフトも今の時代のように色々なプラットフォームでの発売ができなかったため、どこのハードで出すべきかというのが課題でした。
ハードによって売上げが左右されるからです。
ゲームソフトを開発するのにもコストがかかり、新しいハードになればなるほど開発コストも増していましたが、ゲームソフトによってハードの売り上げも左右されていました。
時代が進むにつれてゲームのバブルは崩壊し、吸収や合併などで今では限られたメーカーしか残っていません。
今年のE3が注目を集めていたもうひとつの理由は、スクウェア・エニックスのファイナルファンタジ-7リメイクのゲームです。
ファイナルファンタジ-7は1997年にPlayStationで発売されたファイナルファンタジーシリーズの代表作です。
日本だけでなく世界中から愛されているゲームソフトなのです。
ファイナルファンタジ-7リメイクが発表されたのは2015年に開催されたE3で、発表時にはスタンディングオベーションが巻き起こるほどの大反響の発表となりました。
しかし2015年の発表以降、ファイナルファンタジ-7リメイクの情報が出て来ずに絶望視しているファンも少なくありませんでした。
そのファイナルファンタジ-7リメイクの発売日と新作PVが会場を盛り上げました。
ファイナルファンタジ-7リメイクは、2020年3月3日に発売予定でプラットフォームは2019年6月時点でPlayStation4のみです。
またPlayStationの最新ハードとしてPlayStation5の情報も気になるところですが、正式な発売日などの発表はありませんでした。
※ファイナルファンタジー7リメイクの写真は、2019E3で公開されたPVからスクリーンショットを撮影しています※