大学生の生活はスマートフォンを用いたものに変わりつつある

日本ではスマートフォンは1人1台と言ってもいいほど、スマートフォンを持っているのが当たり前の時代なのです。

大学によっては講義の休講などをスマートフォンに連絡するというようにスマートフォンを用いた生活が普通なのです。

講師によっては紙へのコピーを止めてプリントを一切配布せずに、プリントのデータを配布し、学生たちがPCでプリントの中身を見て各自で授業を管理するのです。

紙の方がいいなって思った生徒はプリンターで自らプリントして講義の準備を行います。

講師がプリントを止めることで、紙の消費を抑えることができるので、ある意味エコということができます。

その分、講師は講義で使う教材はデータとしてまとめて、講義が始まる数日前までに必ずデータをアップロードしなくてはいけません。

そういった点では講師は面倒かもしれませんが、学校も経費削減ができるのです。

またスマートフォンを用いて講義の変更、休校、連絡を行うことで、その講義を受講している生徒全員に必ず連絡がいきます。

最近では大学の方で大学用のメールアドレスを入学時に一人一人生徒に割り当てており、生徒は大学に関する連絡はそのメールアドレスを使って大学側とやりとりを行います。

例えば、親戚や身内が亡くなってお葬式関連で講義を休む時も、大学にメールで連絡をして忌引き扱いにしてもらうのです。

そうすることで、その日に受講する予定だった講義全てが忌引き扱いになるので、講師にも講義が始まる前に連絡が行き渡ります。

そのため、出欠をとる講義であれば講師の手間を減らすことができるので、スムーズな講義を始めることができます。

ましてや試験期間になると学生が講師の研究室への出入りが禁止されるので連絡のやりとりが難しくなってしまいます。

しかし、学生が自分に割り当てられたアドレスを活用することで、学生の負担も減らすことができるのです。

さらに、大学に割り当てられたアドレスは就職活動が始まったら、このアドレスがしっかりと活用されます。

それは就職課とのやりとりです。

就職活動をするとなれば何社も受けることになります。

そのため、試験を受けた企業の採用結果が判明したら、それをメールで就職課に報告を行います。

就職課も就職活動している学生を把握して管理しているので、メールでのやりとりの方がスムーズにすることができます。

生徒も採用結果が出る度に就職課に報告をするためにイチイチ足を運ぶ必要がないのです。

また、就職活動が上手くいってない学生に対してもスマートフォンでやりとりをする方が学生の貴重な時間を無駄にすることがありません。

ましてや、今では就職活動はスマートフォンを使って行う企業が非常に多いのです。

エントリーシートもスマートフォンから、合否判定もスマートフォンから、といったようにスマートフォン前提でのやりとりが多いのです。

また最近ではスマートフォンのカメラを用いて動画での面接が増えています。

エントリーシートではなく、必要なコトを記入して動画で自己アピールと志望動機を撮影してエントリーするのです。

企業側は、その動画を見て採否を決めるのです。

また学生の費用の負担を減らすために、面接をLiveで行う企業もあります。

Live面接であれば他県に住んでいる学生はわざわざ交通費をかけて採用されるかわからないのに面接会場に足を運ぶ必要がないのです。

企業側がこういった配慮を学生にしているのは、入社した学生が数年で退社しないようにするためと、就職活動でお金を使い過ぎて入社したくても入社できないといった事態を減らすためです。

就職活動はすんなりと決まってしまえば出費はそんなに大きくはないのですが、なかなか決まらない学生は就職活動に使っている金額がハンパではありません。

交通費や宿泊費は学生が負担しなくてはいけないので、飛行機や新幹線を使わないと面接会場に行けないとなれば学生の負担というのは非常に大きいのです。

就職活動で就職先が決まったら新しい住居を決める必要もあり、就職のために使う費用は100万円近くなる可能性も少なくありません。

今住んでいる賃貸の敷金も戻ってくるか分からないし、引越には費用がかかります。

さらに自動車免許が必要であれば自動車免許も取得しなくてはいけません。

スマートフォンが日常生活に当たり前の様にあることで、学生の就職活動もスマートフォンを用いたものに大きく変わりつつあります。