インターネット社会と個人情報

大手企業であるベネッセグループから子供の個人情報が流出した。

情報を流出していた犯人は、ベネッセグループから顧客情報の管理を任されていた。

犯人は不正に手に入れた個人情報を名簿会社に売却していたが、名簿会社は不正に入手した個人情報だとは知らなかったと言ってる。

しかし今までに個人情報が流出する事例はベネッセだけでなく、大手企業から中小企業まで色々とあったがベネッセ程の騒ぎになることはなかった。

ベネッセの個人情報が流出して大騒ぎとなったのは、子供の情報だったからかもしれない。

そもそも、個人情報はインターネット社会になってから色々な場面で入力することが増えた。

インターネットのアンケートに答える際にも名前や年齢、住所、職業など様々な個人情報を入力する必要がある。

プレゼント企画などに応募する際にも個人情報は記入する必要がある。

インターネットでネットショッピングするヒトなら、一度はプレゼント応募企画ページを見たことがあると思う。

アンケートに答えてプレゼントやポイントをゲットしよう、と書いてあるサイトは多数ある。

プレゼント企画に応募すると、応募受付の確認メールが届く様になっているが、数日経つと色々な企業からメールマガジンが送られてくる。

自分が応募したプレゼント内容と全く違う商品やキャンペーンの案内メールが多いヒトであれば、何十通も届く。

こんなサイトに登録した覚えはないのにと思っていたら、プレゼント企画の応募サイトから個人情報が関係企業に渡されているというコトも少なくない。

また、自宅にいると、インターネット使っていませんか?今なら光に変えると色々なキャンペーンがあるんですよ、という電話がきた経験が一度はあるのではないだろうか。

これも、どこからか個人情報が流出しているから連絡が来るのである。

しかしベネッセの個人情報流出の事件以降、こういった電話やキャンペーンの案内メールが激減したのも事実である。

つまり多くの企業が名簿をどこからか購入しているため、個人情報が流出していることがハッキリと分かるため自粛していることが考えられる。

しかし、時間が経てば再度、個人情報の扱いが適当になるのは容易に想像がつく。